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バオのonisamのレビュー・感想・評価

バオ(2018年製作の映画)
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本作と『私ときどきレッサーパンダ』を手がけたドミー・シー監督、親子関係を描くバランス感覚がすごいと思う。子が親を思わざるを得ない気持ちも、疎ましく恨めしく思う気持ちも、また母の子への気持ちも、どちらも変に省略しない。アメリカで中華コミュニティに属していることと親と子、家と自分のつながりは緊密に関係していて、そのあたりも本作でも『私ときどき…』でも丁寧に描写されている。また新作を手がけてほしいな……

肉まんを飲み込んで泣く主人公のシーンがつらかった。
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