カホ

ジェニーの記憶のカホのレビュー・感想・評価

ジェニーの記憶(2018年製作の映画)
4.1
本当に見ているのが辛く、吐き気もするし、途中はなきそうになった。決してスッキリ終わる訳ではないのが現実であることをより強調していた。

心に隙があったり、子供の認めてほしいという気持ちを利用して好きなようにするなんてことな当然許されるはずがない。何かある子供の方がグルーミングしやすいとは言うが本当にそうなんだようなと思わされた。とても分かりやすくグルーミングの手順を描いていたと思う。秘密を共有して親密感を出すので本当に吐き気もの。
この映画にロマンチックさを感じるのなら今すぐ病院に行くべき。
ビルと先生の全てに腹が立ち、許せない気持ちでいっぱいになる。加害者は忘れる、または何も語らず逃げようとするなんて卑怯。裁かれるべき。

テーマ的にかなりきついものがあるが、1本の映画としてとても良かった。
エリザベスデビッキがとにかく美しく、それ故にこの人は見た目だけなのだと映画の中で強調するのにとても役立っていたと思う。本当に綺麗で思春期の頃の私でもうっとりして、信じてしまうと思う。
そして兎にも角にも婚約者が常識人で良い人。そこがこの映画の救いポイント。彼と幸せになってほしい。

少なくとも15歳以下の子供と恋愛など成り立たない。それはただの支配関係だと改めて思わされた。
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