ゆた147

ジェニーの記憶のゆた147のレビュー・感想・評価

ジェニーの記憶(2018年製作の映画)
3.9
記憶 成長 美化 爆発

13歳の時の私がどんな顔をしていたか思い出せない。確かにね。

苦痛の先に成長がある。その通りだと思うし、ある種の苦痛は時が経てば美化されるのもわかる。

楽しい記憶が残る、みたいな言葉が劇中にあったけど、楽しい記憶は忘れやすく、辛い記憶こそ残ると何かで読んだ。

当時のジェニファーにとっては結果だけ見るといい経験。学校ではA判定。人に愛されるという喜びを知り、その後いろんな人と楽しんだ。

子供って結果を重要視するんですね。私も結果は覚えてるけど過程は思い出せない記憶がある。

ラストに至る決定的なところは講義での女学生に初体験の話をさせたところでしょうか。

最後の爆発は自分の価値観が捻れたことに対してなのか?それとも性的虐待に対してなのか?

正直今更何をと思う私は変なのかな。
悩み続けtaleのならわかる。けど彼女の場合違うくないか?これが真っ当な人生だ価値観だなんて人に決められていいのか?過程の辛さを封じ込めたのならわからなくもないが、矯正された様に見えた。

過去の自分や関係者の人物像を想像して対話するシーンは個人的に新鮮で良かった。あとデヴィッキやっぱり綺麗。
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