ファラパ

ジェニーの記憶のファラパのネタバレレビュー・内容・結末

ジェニーの記憶(2018年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

監督の実話をもとにした未成年の性搾取についての話。フィクションであって欲しかったほどに重く、見た後落ち込んでしまったので余裕がない時には見れない。ジェニーは13歳の時にコーチに性行為を求められ、応じた結果身体は限界で嘔吐したり、体調が悪くなってしまった。13歳の彼女は自分が思っていたよりも幾分も幼く子供だった。君は特別だ。と言われ両親よりも掛けられたい言葉を浴びせられてコーチといる方が居心地が良かった、嬉しかったこともあった。でもそれは行為を断ったらどうなってしまうかという恐怖でジェニーを蝕む。大学教授であるジェニーは生徒に自分の初体験の思い出を話させると生徒は幸せだった。気持ちよかった。と語っていて自分とは正反対の思い出であることを知る。最初はジェニーの母が当時の手紙を送ってきて貴方は性的虐待を受けていたの⁉︎という風に言われジェニーはそれを流していたがパートナーからも性的虐待だそれはと言われだんだんと当時の記憶、事実を擦り合わせる。一夏の素敵な思い出だったはすがそれは悪夢に変わっていく。40のコーチに性行為を強要されそれを受け入れる13の少女。外国の女の子は発育が良くて13でも大人並みに見える子もいるけど13歳は子供なのだ。子供は守るべき存在である。子供は守らなければならないということをこの映画は教えてくれている。パートナーが40を過ぎていたから尚更おかしいと言った。自分と同じ歳の男が子供に手を出すなんて。アメリカだと子供を守るべき存在というのが日本よりわかりやすいと思った。◯歳の子供は1人で家に居させてはならない。とか、その場合絶対ベビーシッターが必要とか。(ベビーシッターといっても赤ちゃんだけではなく小学生くらいの子も含む)日本の大学生がアメリカでベビーシッターをした時に少し家から出て帰ってきたら通報されていたということもある。先ほどの話に戻るが子供が同意したからといってそれは本当に同意したとは限らないと考える。子供は守るべき存在であって自身の欲望のために消費していい存在ではない。
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