歌うしらみがおりました

ポリス・ストーリー 香港国際警察の歌うしらみがおりましたのレビュー・感想・評価

3.5
ボロい家屋が並ぶ田舎のロケーションが良い。そこで巻き起こる銃撃戦。オシッコチビッちゃうのはちとやり過ぎだが、鏡に映る自分を撃ってしまう件は混乱の最中に放り込まれてしまった恐ろしさを見事に表現している。その混沌を豪快に横切りぶち壊す乗用車。派手派手しくていいね。
「バスに拳銃を向けて立ち塞がる→バスが急ブレーキをかけて人が窓を割って吹っ飛ぶ」を真横から撮って若干のオフビート味を出すあたりにユーモアのセンスを感じる。
法廷劇になってからは脚本の巧さばかりが前に出てきて少し画面が停滞する。が、クライマックスのショッピングモールの大乱闘はガラスをぶち破りながらとにかく人を落としまくり、最後にはジャッキー自身が電飾をロープ代わりにして降下するサービスぶりで満足させてくれた。