このレビューはネタバレを含みます
ニュースで話題になったのをきっかけにTVアニメ→映画の流れで観ました。
伝え方って本当に難しいなってちょうど思ってた時期に出会ったアニメ。
裏腹や繊細な物の言い方に魅せられました。
特典で小説もらえて嬉しい(^^)
「伝えられる時に伝えたいな」と
手紙を書きたくなる作品でした。
エリスの件はもう涙が溢れて…
手紙の良さだけでなく電話ならではの良さも描かれていたのも良かった。
でも1番メインのはずの少佐。
ずっと一途に少佐に向き合い続けてきたヴァイオレットを見てきたから、
ダメ男すぎて、ある意味衝撃。
涙もひき、スンと冷めた目で見ていました。
特に、「顔を上げてくれ。君の涙を拭いたい。俺も泣きそうなんだ。」みたいなシーンは寒かった。
ただヴァイオレットにとっては、
自分を初めて受け入れてくれて、
文字を教えてくれて、
初めて「愛してる」と言われて。
人生で初めて触れた「愛」なんだよな。
私がどんなに少佐のことをダメ男と寒がっても、
そんなこと彼女からしたらどうでも良いんだよね。
だから「そいつやめとけ」みたいな感情にはならずに「良かったね」ってまた感涙しちゃう。
家族愛と恋愛、誤解してない?
大丈夫?みたいな気持ちはうっすらありますが。
悪役皆無なこの世界線で、
完璧に綺麗に完結させてくれたなぁ。
最近感情って生モノだなって思う。
それを手紙にしておくことでいつでもその時の感情になれる。記録がとれるようで面白いな。
色んな形の「愛」を人に伝えたくなった。
そしてあの京都アニメーションということでも心がギュッとなる。
優しくて温かくてこんなに素敵なアニメをありがとうございます。