武者鬼

劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデンの武者鬼のレビュー・感想・評価

5.0
ラストシーンまでに涙が枯れ果ててしまった

手紙という文化は廃れていっても言葉を、思いを届けるという文化は残り続けた

満を持しての完結作だと思います

作画は流石としか言いようがないし、脚本も構成も背景もSEもBGMも声も全てが最高の作品でした

5・6個の話の重なりなのだがすべてがヴァイオレット・エヴァーガーデンで繋がりそしてそれらの話や過去の話がすべてヴァイオレット・エヴァーガーデンを作り上げているという脚本の素晴らしさ

「気持ちを理解できるようになりました。全てではないが分かるようになったのです」
という愛してるの言葉を道標に生きてきた想いの最大の表現で本当に素晴らしかった

時代は進んでも手紙という文化、慰霊、祭り、式典などの言葉を送る文化、日本で言えば年賀状などこういったものがなぜ今でもあるのかを考えさせてくれる作品でもありました

本当に素晴らしい作品でした、この作品に巡り合わせてくれて本当にありがとうございます
武者鬼

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