このレビューはネタバレを含みます
『マチルダ 禁断の恋』
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ロマノフ朝ロシア皇帝
アレクサンドル3世の息子で
後継者のニコライ2世と
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世界的に有名な
マリインスキー・バレエ団の
トップを争う
スターダンサー、マチルダ
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身分の違う2人が出会い
許されざる恋に落ちる
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という
実話に基づく話
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恋愛映画は
全く興味ないけど
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国家を揺るがす
大スキャンダルとなれば
話は別だ
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ロシア最大のタブーは
当時、上映妨害まで
起こったとか
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戴冠式やバレエの公演などは
帝国らしく
煌びやかで荘厳
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非常に見応えがある
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マチルダも
妖艶で情熱的
上昇志向が強く
とても魅力的に描かれている
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後の妻となる
イギリス、ヴィクトリア女王の孫娘
アリックスは
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派手なコトを嫌い
慎ましやかだったのとは
対照的だ
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本編最後に
マチルダとニコライ2世の
その後を
さらっとテキストで
表記されていたが
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むしろ、そちらの方が
圧倒的にドラスティックだ
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慎ましやかだった
アリックスは
ラスプーチンに心酔し
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ロシア革命が勃発して
ニコライ2世一家は
全員銃殺刑
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遺体は、道路脇に埋められ
発見されたのは
近年になってからだ
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一方のマチルダは
ニコライ2世の従弟
ウラジミーロヴィチ大公と結婚
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身分も手に入れ
革命の時代を生き抜き
パリにバレエ学校を設立するという
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これまた対照的な
運命を辿っている
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ロシアの近代史は
エキセントリックで
なかなか興味深い
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