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マチルダ 禁断の恋のFyohkoのネタバレレビュー・内容・結末

マチルダ 禁断の恋(2017年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます


『マチルダ 禁断の恋』



ロマノフ朝ロシア皇帝
アレクサンドル3世の息子で
後継者のニコライ2世と

世界的に有名な
マリインスキー・バレエ団の
トップを争う
スターダンサー、マチルダ


身分の違う2人が出会い
許されざる恋に落ちる


という
実話に基づく話



恋愛映画は
全く興味ないけど

国家を揺るがす
大スキャンダルとなれば
話は別だ

ロシア最大のタブーは
当時、上映妨害まで
起こったとか


戴冠式やバレエの公演などは
帝国らしく
煌びやかで荘厳

非常に見応えがある

マチルダも
妖艶で情熱的
上昇志向が強く
とても魅力的に描かれている

後の妻となる
イギリス、ヴィクトリア女王の孫娘
アリックスは

派手なコトを嫌い
慎ましやかだったのとは
対照的だ

.
本編最後に
マチルダとニコライ2世の
その後を
さらっとテキストで
表記されていたが

むしろ、そちらの方が
圧倒的にドラスティックだ


慎ましやかだった
アリックスは
ラスプーチンに心酔し

ロシア革命が勃発して
ニコライ2世一家は
全員銃殺刑

遺体は、道路脇に埋められ
発見されたのは
近年になってからだ


一方のマチルダは
ニコライ2世の従弟
ウラジミーロヴィチ大公と結婚

身分も手に入れ
革命の時代を生き抜き
パリにバレエ学校を設立するという

これまた対照的な
運命を辿っている


ロシアの近代史は
エキセントリックで
なかなか興味深い




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