いろは

凪待ちのいろはのレビュー・感想・評価

凪待ち(2019年製作の映画)
3.8
たのむ病院で治療してくれ、もう闇賭博しないでくれ、と望みながら観た。その望みは、、、。破滅の道を自ら選択して歩んでいるように見えて、観ていてとても辛かった。
ストーリー構成が少し混み合っている。主人公にもっと不幸を!どん底まで!っていう思惑がちょっと透けて見えた。そういう理由で殺人事件をストーリーに織り込んだのだろうが、家族関係も複雑で主人公はギャンブル依存で父親はステージ4のガンで過去に何かやらかしててetcと、すべてが少しずつ中途半端になっている。案の定、殺人事件の結末はなんだか腑に落ちないというか、単純に視聴者の意表を突くために取ってつけたようにも見えて、謎。なぜあの人が?わたしが大事な伏線を見逃してしまっているのかもしれない。
とにかくギャンブル依存症は身を滅ぼすんだなと、怖いなと思った。身どころか、周囲にも派生して結局良い結果にはならない。
この映画は観ていて本当に辛いけど、まだ救いがある方だと思う。
香取慎吾の演技、個人的には良かった。初めてちゃんと演技見たけど、結構くるものがあった。
いろは

いろは