気泡

ヒトラーと戦った22日間の気泡のレビュー・感想・評価

ヒトラーと戦った22日間(2018年製作の映画)
3.3
ヒトラーと戦ったってなってるけど、ヒトラーは一切出てこない。
ヒトラーが出てくることを望んでる人には物足りない作品かも。

誰かが脱走したり何かやらかしたら制裁として10人に1人が射殺される。
これってどういう気持ちなんだろう…。
今この瞬間まで隣にいた人が、たまたま10人目だったから殺された。
隣にいた自分は生き延びた。
これって…どんな精神状態になるんだ…。
自分じゃなくて良かったっていう安心感とかあるのかな。
1つ順番が違えば隣の人は生き延びたかもしれないし、逆に自分が死んでたかもしれない。
ここで感想を書いてる私たちには絶対に想像も理解も出来ないような心情になるんだろうな…。

ドイツ将校たちがみんなイカれたヤバいやつに見えるけど、彼らも彼らでこの状況下でどんどん精神が病んだり狂っていったりした結果があぁなったんだろうな…。
囚人を囲んでおもちゃにして、他のところから仲間を呼んで酒飲んで宴会ってもう…普通の精神じゃねぇわ…。
戦争の恐ろしさって、やっぱり人間がここまで狂ってしまうことだと思う。

最後に脱走したみんながどうなったか文章で出るんだけど色々と驚き。
特にシュロモには驚いた…。
シュロモ…そうか…すげぇな……。
個人的にシュロモ演じた人の顔好き。
気泡

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