「酒は薬だ。どんな病気も治す」、ドクタースリープは教えてくれた。酒が有益であることを。この台詞のインパクトで若干内容が飛んでしまっている気がしますが感想書きます。
シャイニングの続編。シャイニングで登場した男の子が主人公となる。40年後の世界を描くため、おっさんになっていますが。アメリカで超能力シャイニングを使える子供たちを連れ去り殺してエネルギーを蓄える魔女集団がいた。それを察知した優れた超能力をもつ少女と、そのコンタクトをたまたまとっていた主人公。魔女狩りを始める。というあらすじ。
超能力バトルものになると聞いていたので期待していたのですが、思っていたのと違った。割と地味... その超能力バトルになるのもかなり後で、開始から1時間30分ほどずっと今回の設定説明など前準備を描写していた気がする。その間、これ面白くなるのかなぁと半信半疑。若干その時点で飽きてしまっていたところもある。しかし、そこから30分で盛り返し、面白いなぁと思ったら、またラスト30分でやっぱりそうでもないかもとなる。そんな映画。
シャイニングとは全く別の面白さの作品ですね。ほぼほぼストレンジャーシングスのような感じです。自分としてはストレンジャー...の方が好きですが。少年少女を襲う描写や魔女仲間になる展開をかなり丁寧に描きすぎていてダレていたきがします、そして魔女集団の1人1人が個性的な能力を使って襲ってくるとかなら面白そうなんですが、まとめてやってきてまとめてやられるので、何とも。ただ、シャイニングで登場した双子の少女が一体何だったのか、設定が明かされるのでシャイニング見てるとなるほどねぇというところ。
映像的には良いです。シャイニングほどアベレージが高いことはないですが、印象的なショットはいくつかあります。特に、少年を殺して埋めるシーンのもやでシルエットのようになったショットが好き。
シャイニングの冒頭の空撮やバーに向かうまでのカメラワークを再現？していて良かった。サプライズゲストとしてシャイニングのあの人が3DCGでなんですかね、再現していてファンサービスが凄いなと。
個人的にはシャイニングより怖かったと思います。廃墟になった暗いホテルに主人公が入っていく一連、ああいった暗いところから何が出てくるかわからないの苦手なんですよね。結構怖かったですし、音も良い具合にドキッとさせてくれた。
＜総評＞
派手に展開するタイプかと思っていましたが、結構地味でした。続編としてめちゃくちゃ悪いタイプではないものの、見るべきかと聞かれるとう～んという印象。ファンに目を向けてやっていると感じたので、ファンにはたまらないのかもしれません。
