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ドクター・スリープのtktのレビュー・感想・評価

ドクター・スリープ(2019年製作の映画)
3.7
2020年一本目。
まず、これはキューブリックシャイニングの続編ではなくキングの原作としてのシャイニングの続編ドクタースリープの映画化としてみた方がよいだろう。
キューブリック節を期待していくと肩透かしをくらってしまう。

あらすじとしては、映画シャイニングで三輪車に乗っていたダニーのその後お話。
ダニーはあの悪夢のホテルから出てもなおホテルの悪霊たちに追われる幼少期を過ごし飲んだくれになっているのだ。
そこから流れついた街でホスピスで働いていたが、ある日アブラという少女ならのテレパシーをキャッチするのだ。
そこから物語はシャイニングを持つものとそれを喰らうものの対決へと進んでゆく。

序盤の幼少期のシーンは左右対象壁面と並行なカメラワークはキューブリックオマージュであろう。
おかぁさんの役者は少し美人になっている。
すごく雑にいうとトレインスポッティングの薬中のユアンからジェダイになり更生するお話をこれ一本でやったような感じ。

ユアンはすごく好きな役者ではあるが、今回はアブラ役の女の子がすごくよい。
最初から最後まで一貫して気丈な振る舞いで能力の高さすごくかっこいい。
映像としても、ストレンジやインセプションほど派手では無いが、面白く映画単体としてもかなり面白いと思えた。

もちろんシャイニングファンにも嬉しいサービスが沢山ある。
全裸老婆はたしかにこすりすぎ感は否めないが、おおすめです。

あと、少しだけ人が死んだシーンが少し軽めかなぁと思った。
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