Hiro

僕はイエス様が嫌いのHiroのレビュー・感想・評価

僕はイエス様が嫌い(2019年製作の映画)
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「僕はイエス様が嫌い」
久しぶりにこんな映画に出会いました。
点数を付けられない。
「亡くなった友へ捧げる作品」としての完成度は素晴らしいです。ラストのサッカーの俯瞰で見るシーンは、監督の想いそのままのような気がします。
ただ映画の中の一作品としては、疑問が残る部分も多いかと…。
シーンは継ぎ接ぎ、周りの大人達の演技もあまり良くは無かった。キリストをああいった形で描くことに意味はあったのでしょうか。
良い作品ではあると思いますが、海外で賞を取るほどなのでしょうか…。
多分、「祈り」という行為に疑問を呈した所が海外にウケたのだと思います。
「祈る」という行為も結局は人間のエゴでしかなくて、「救われたい」という自分本意な願いなんでしょう。
海外の方は「神様がいる」と信じてお祈りされる方が多いので、この映画がうけたのだと思います。逆にそういう文化のない日本ではあまりウケないのかもしれません。 
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