かな

海獣の子供のかなのレビュー・感想・評価

海獣の子供(2018年製作の映画)
4.2
宇宙と生命は同じで、空と海は同じで、海とるいも同じで、生命ひとつひとつを構成するものは同じ
うねる生命の煌めきを集めて、解き放った海から発された銀河のような光を他の生物やるいが飲み込むのが印象的だった。

序盤の引きで走る人を長回しでワンカットで描くって表現が気持ち悪いくらい良くできていて映像表現に震えた

あと今回の米津の歌を聴いた時、赤ん坊の泣き声のような、海に入った時に鼓膜が乱暴に水に震わされるような不快な音を重ね合わせてメロディにする技術がキモくて仕方ない。普通あんな音作らない、この映画のすべての音を結集させたらこの曲ってくらい。久石譲の壮大な曲との対比がものすごくよかった、まぎれもない潮騒の歌だった
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