映画と音楽2つの視点からみた、「海獣の子供」という作品に対する解釈。
映像だからこそ伝わること、唄だからこそ感じられること。
この素晴らしい作品を 五感で受け取れたことは最高の体験でした。
ただ、こんなにも素晴らしい作品でさえ時間という枠に縛られてしまう…
映画には出てきませんでしたが、原作で空の言葉に
「俺の中に「死」なんてなかったよ。
俺に「死」をくれたのはあなただ、ジム。」
というのがあります。
人間だけが「死」までの限られた時空に閉じ込められている。
五十嵐大介さんがそう嘆いているようにも聞こえるこの一言。
この映画も「死」までの時空に閉じ込められてしまったのかと思うと少し残念です。