ポンチョ

海獣の子供のポンチョのレビュー・感想・評価

海獣の子供(2018年製作の映画)
4.8
自分はどこらからきてどこへ行くのか。自分を創っているものは海であり空=宙と同じものであり、ミクロな生物もマクロな生命も同じものから出来ている。地球も惑星も銀河も宇宙も、自分の中にもともとある。自分の一部も全部も誰かの、何かの一部であり、誰かの何かの一部は自分の一部でもある。命の連鎖。自然の営み。
圧倒的な画力で壮大な世界観を観た後に残るのは、自分の存在の奇跡と愛しさ、命の喜びと希望に満たされる。そのままのあなたがいいのだという包容力。
米津玄師の海の幽霊が効いている。
芦田愛菜さんはじめ、声優陣もとても良かった。
原作も読みたくなり注文中。
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