まっつぁん

マチネの終わりにのまっつぁんのネタバレレビュー・内容・結末

マチネの終わりに(2019年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

途中とてもうぉーーー!!となりました。
この映画、すきです。

【更新】
第一印象
序盤からずっとメロドラマという印象が離れませんでした。使い方合ってるのか分からなくて調べたのにまだ自信がありませんがメロドラマ。

平野啓一郎
先日、同原作者の「ある男」を映画も原作がも読み終わって感じたのがこの人の小説を映画にする時言葉選びとどの要素抜き出すのか大変そうだなでした。
原作がある作品はなんでもそうかもしれませんが。とても場面の温度感の変化を映像で伝えるのが難しそう。
「マチネの終わりに」はまだ読んでないので近いうちに読んでまた考えようかと思います。

音の演出
登場人物の感情と効果音が合ってて良かった。具体的にここっていうのはないんですけど感情の変化と同じタイミングでピタッとハマってて好きでした。

未来が過去を変えている
過去にあったことは変えられない、人に変えられるのは未来だけだと思ってる。
→けれどもしかしたら本当は過去の記憶をどう感じるか、捉えるかは未来が常に影響を与えている。

この映画のキモなんじゃないかなと思ったこの話。
映画の構成が現在(2019年が舞台の映画なので2019年)から過去に行って、過去から最初のシーンに戻って未来に進んでいく。こんな構成。
最初に見たシーンに抱く気持ちが、蒔野と小峰の物語を見た後に変わっている。
振り返ると映画全体でそれを観客にも実感させている感じがした。
この映画を良いなと思うのはそんなところです。


三角…関係……??
三谷のやったことはひどいと思うんですが責めきれない感じがやるせません。
"誰かの人生の名脇役になりたい"っていうのはずるいです。
結局ラストの後2人はどうなったのか気になります。
小峰と再会した→今度こそ一緒になろうというテンションではないと思うんですけど色々やるせない終わり方でした。

まとめるとやはり
"途中とてもうぉーーー!!となりました。
この映画、すきです。"になるということで。
まっつぁん

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