このレビューはネタバレを含みます
石田ゆり子が観たくて観ました。
クラシックギターの美しい旋律の中で、素敵で前向きなふたりのやりとりが穏やかに心地よい作品でしたが、マネージャーが割り込んでからはどうして…という気持ちでいっぱいでした。
共に死ねるほどに愛した相手なのに、ここまでになってしまうのは本当に疑問が残ります。
マネージャーの告白に対して、さようならと潔のいい石田ゆり子が本当にかっこいい。やはりこの人はこうでなくては…憧れを見る気持ちが止まない。
最後はきっとハッピーエンドだったと思いたい。
無駄のない大人の恋愛といった雰囲気を保ったまま、静かに美しい終わり方で、拭いきれない無念感と解決されていない問題はあれど、あぁもう大丈夫だと…そう思わせてくれるようなふたりの表情を見て、不思議とスッと入ってくるラストでした。