マチネの終わりに
平野啓一郎原作同名小説を福山雅治、石田ゆり子主演で映画化。
原作は未読です。
福山雅治演じる世界的クラシックギタリストの蒔野聡史とパリの通信社でジャーナリストとして働く小峰洋子の恋愛ストーリー。
賛否両論あるみたいですが、個人的には良かったと思いました。
出会った瞬間からお互いに惹かれ合うが、小峰洋子には婚約者がいる。
だから、叶わない大人の恋物語なのかと思っていたけど、そうではないと思った。
確かに登場人物が年齢的にも大人と言われる年齢なので、大人の恋愛ストーリーと簡単に言ってしまうのかもしれない。
しかし、作中に描かれているのは大人じゃない。
いや、そもそも大人の恋ってなんだ?
恋に大人も子供もない、むしろ分別のつく大人さえ子供のようにしてしまう恋の力が描かれていると感じました。
好きな人と連絡が取りたいのに取れない、会いたいのに会えなかった、そんなことが仕事にまで影響してしまったり。
結ばれたいのに相手がいるから、、、でも好きでたまらなくて思いを抑えきれなく手に入れるためなら自分らしくないことでもしてしまう。
桜井ユキさん演じる三谷早苗の恋も凄くて演技も緊迫感があって圧倒されました。
凄くワガママだ。
けれど、これが恋。
むしろ、恋とはこうあるべき、理屈じゃない。
と改めて思わせてくれた作品でした。
未来は常に過去を変えている。
このセリフが印象的で、どんなに辛く苦しいと思っていたことも未来によって良かったことに変わるかもしれない。逆もまた然り。
あの過去があったから今が幸せなんだと思える恋をしていきたいと思わせてくれました。
あと映像と音楽も美しくて素晴らしいかったのですが、それ以上に主演の2人が美しかったです。
好き嫌い分かれると思いますが是非ご覧ください。
なんか勢いで書いてしまったのでうまくまとめられないな笑