平野啓一郎さんの小説『マチネの終わりに』の映画化。
うーん、これぞ大人の恋愛。
男女の恋愛における幸せとはなんだろう、と考えさせられる。もちろんそれは人それぞれなんだけど、そういう意味では人生においても恋愛においても自分の信念を貫き通すことが一番後悔のない幸せなのかもしれない。
私はいつも、ヒロイン以上に、早苗のような女性に心を奪われてしまう。いい意味でも悪い意味でも。現実に恋愛が愛に変わるとき、人は醜いものだと思うから。キレイで美しいばかりの恋愛なんてこの世に存在しないと思う。
マチネの終わりに、それぞれの幸せな人生が待っている。そんな終盤に心が温まる作品でした。