いやこれは面白い！フィクションとノンフィクションの狭間。
冒頭、戦艦大和の行く末が描かれる。
歴史の事実のまま。
ここから時系列が遡って話が始まる。
つまり、最後はあの史実の戦艦大和に帰結することはわかった上で観客は映画を観る。この構成がラストまで観ると素晴らしい構成だとわかる。
菅田将暉と柄本佑のバディになる流れも自然でよかったし、菅田くんはもちろん佑くんの軍人演技ハマってました。会議になるとイケオジ＆イケオジィの会話劇になるのもワクワク！
中盤まではガッツリ学問とはなんのためにするのかを頭脳戦でまざまざと見せつけて、テンションが上がります。中高生に見せたら理系進みたくなるんじゃないかなぁ。
で、そのまま頭脳戦凄いね！では終わらせないのが、この映画の本当の面白さ。
フィクションからノンフィクションに繋げるピースがハマった時、ゾワゾワっとなりました。
田中泯がすごかった。
なぜ、その役を田中泯がやるんだろうと思っていたけど、なるほどねと。
