菅田将暉くんの作品って実はきちんと観たこと無かったんですよね。
嫌いでもないし、どちらかというと好きな方なんだけど、役者をしている彼の姿を最初から最後まで観たことなかった。ドラマも含め。
大御所の中に若い子が潜めるため、若干の浮いてる感はそりゃ否めなかったけど、それでも真っ向からぶつかっているような演技には魅了された。
柄本くんの役柄の方が、キャピキャピしてて若さ故の正なる忠誠心、自国への偏る愛国心が見受けられて、菅田くん扮する櫂少佐ひいては日本国の信条を貫いているように見えた。
最後の最後での田中泯さんとの掛け合いは、魂を揺さぶられた。
あそこに全ての想いが詰まっているのではないだろうか。