「きっと、うまくいく」「PK」の製作陣が贈る…の時点でもうも面白い。
観終わってみて、やっぱり面白い。
実話ベースの映画って難しいなと思うのは、実話に基づき過ぎると平凡になるし、エンターテイメント性を重視し過ぎると事実の捏造だと言われるところ。
本作は、どちらかと言うとエンターテイメント寄り。でも、事実の捏造かと言われればそうではない。むしろ事実の捏造が蔓延るメディアに一石を投じている作品だ。だからこそ、薬物に溺れた頃のことが包み隠さず丁寧に語られていたのだと思う。
いやまさか、サンジャイ・ダット、「PK」に出ていた役者さんだとは。
伝記映画っていうとちょっと自分からは離れた存在に感じるけれど、10年くらい前の事件を取り巻く出来事だったと思うと、彼の人生の凄まじさがひしひしと伝わる。
インド映画の名作がまた増えた。