重松清はずるいよね。
っていうくらい泣いてしまった。落ちぶれた元名門校の監督と、余命幾許かの元教子の物語。結局高校を辞めてしまったから最後の先生となってしまって奥さんを通してだけどまた交流していく姿は涙なしではみられなかった。ポジション争いで仲違いしてしまった友達とも和解できて良かった。家庭よりも高校野球を優先した父親に対して娘が「野球に父親を取られた気がして嫌だった」っていうのもなんか沁みた。余命がわかって自分の母親に「なんでこんな体に生んだって」ていうセリフはほんと辛かった。でも凄い響いた作品だった。
やっぱり重松清はずるいよ。