マルカマーク

静寂を求めて −癒やしのサイレンス−のマルカマークのレビュー・感想・評価

3.0
ハイスピードカメラで撮影した世界各地の風景(ニューヨークのレストランとか渋谷スクランブル交差点とか奥多摩の林とか)と、それぞれの地点のデシベル表示と、静寂や騒音について研究したり一言ある方々の発言をつないで作られたドキュメンタリー映画だった。

あまりにも映像や言葉のテンポが心地よくてところところ眠ってしまいよく覚えていない。

一切言葉を発さずに、必要なら筆談しながらアメリカを歩いて旅した青年が印象に残っている。
騒音を避けていくと、物事の本質が見えるらしい。

ジョンケージの4分33秒のお話や、お寺の住職や茶道の先生も静寂の大切さを話していた。

自分が、音楽を何も聴きたくないときがあったり、スマホがいやなのに長時間見てしまい自己嫌悪に陥ってスマホの電源を家でよく切ったり、最寄駅に着いてもすぐに改札を出ずにベンチに少し留まってから帰ったりするのは、自分なりに静寂が欲しいと思っているんだなと感じた。
孤独や静寂と上手に付き合える人間になっていきたい。