マルカマークさんの映画レビュー・感想・評価

マルカマーク

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ミツバチのささやき(1973年製作の映画)

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映像すべてが、絵画のように美しい。
そして、ひどく静かな作品だった。

夜にささやき、影絵で遊ぶ。
現実と空想の境目が曖昧なアナは、夜道もボロボロの空き家にもまっすぐな瞳で進んでいき、「本当」を知ろう
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リトル・リチャード:アイ・アム・エヴリシング(2023年製作の映画)

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顔と名前と、ゲイだということだけ知っていたリトル・リチャード。
ロックンロールを創り、叫び、ジョン・レノンを畏敬のあまり硬直させ、ミック・ジャガーやデヴィッド・ボウイを「誕生」させた人。

今思い返せ
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ストップ・メイキング・センス 4Kレストア(1984年製作の映画)

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ただただ楽しかった!!
当時の観客と同じようにノリノリニコニコで幸せな時間だった!!
Crosseyed And Painless、速い!!最高!!

あの頃のトーキング・ヘッズ(古臭さ皆無)を映画で
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

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東京のあっちのほうって、昭和な景色があんなにまだ残っているのね。
公共トイレ、木造アパート、スカイツリー、銭湯、三角錐のオブジェ、古書店、下北の洒落た中古カセット屋、地下街の酒場、コインランドリー…。
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レザボア・ドッグス デジタルリマスター版(1992年製作の映画)

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冒頭の無駄話からの「little green bag」。
これが観れただけで今日のわたしは幸せだった。

逆噴射家族(1984年製作の映画)

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あらすじ
念願のマイホームを手に入れた小林勝国(小林克也)は、愛する家族が蝕む「現代病」がマイホーム生活で回復することを願い、日々真面目に過ごしていた。
そんななか、勝国の父親である寿国(植木等)が突
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日本暗殺秘録(1969年製作の映画)

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地元のTSUTAYAが8月で閉店していまう。
レンタルは7月までできるとのことだったので、何かDVD借りよう〜と思い店内へ。
(あ、コレ確か当時の東映スターが大競演している作品だから観たいと思ってたん
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映画 すみっコぐらし 青い月夜のまほうのコ(2021年製作の映画)

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あらすじ
とある秋の日、すみっ湖へキャンプへ出かけたすみっコたち。
いつもより大きくて青い月を見たぺんぎん?は、月にまつわるある伝説を思い出す。
「五年に一度見える青い大満月の夜。その日に魔法使いたち
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クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲(2001年製作の映画)

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あらすじ
大人たちに大人気のテーマパーク「20世紀博」にやってきた野原一家。ひろしとみさえはもちろん、大人たちはまるで取りつかれたように20世紀博のなかで夢中に遊んでいる。しんのすけはじめ、子どもたち
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東京流れ者(1966年製作の映画)

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あらすじ
「不死鳥の哲」と言われた哲也(渡哲也)は、ヤクザ稼業から足を洗って堅気としての生活をおくるはずだった…。だが、腐れ縁はなかなか切れず、敵対していた組からの邪魔がなかなかなくならねぇ…。堅気ら
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アメリカン・ユートピア(2020年製作の映画)

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人間を見るのが一番おもしろい。
作品のなかでデイヴィッド・バーンはそう言っていたけれど、デイヴィッド、あなたを107分ずっと見ていて本当幸せでした。
バンドメンバーの素晴らしい生演奏とダンスも、こんな
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吸血鬼ゴケミドロ(1968年製作の映画)

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あらすじ

血の海のような雲の中を飛行する旅客機。オレンジ色の謎の発光体と遭遇し、岩山に墜落してしまう。
生き残った乗客乗員の中には、ブリタニア大使を射殺した暗殺者の男(高英男)がおり、男は客室乗務員
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気狂いピエロ 2Kレストア版(1965年製作の映画)

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もう、細かいことはわからないからこの最高にカッコイイ映像を楽しもう。それだけでもこの作品を観る価値は十分ある(本当はもっと理解したいんだけどね、悔しい!)。


20歳の頃、「ゴダール観てればオシャレ
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映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ(2019年製作の映画)

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あらすじ
行きつけの喫茶店「喫茶すみっコ」にやってきたすみっコたち。アルバイトのおばけが喫茶店の地下室で見つけたとびだす絵本にすみっコがみーんな吸い込まれて、絵本の世界の住人になっちゃった!だけどあれ
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ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

3.9

あらすじ
輝かしい未来を勝ち取るため、高校生活を猛勉強に費やしてきたモリーとエイミー。
卒業式の前日、彼女たちは驚愕の事実を知ることになる。
なななんと、遊び呆けていたようにみえたクラスメートたちも、
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お早よう(1959年製作の映画)

4.0

確かに大人は無駄なことばかり言う。
挨拶って、言葉に心を込める前にスルスルと声になって流れるように言う。
お早よう、こんにちは、こんばんは、いいお天気ですね、そうですね。
でも、会話って、大体無駄なこ
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きっと、うまくいく(2009年製作の映画)

4.0

あらすじ
インドの超名門理系大学、ICE工大に通うファルハーンとラージューは、型破りな自由人ランチョーと3人で“ウイルス”学長を尻目にあんな問題こんな問題を学内で巻き起こしてきた。
親友2人を励まし続
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地下鉄のザジ(1960年製作の映画)

3.7

あらすじ
田舎からきた少女、ザジ(カトリーヌ・ドモンジョ)はパリで地下鉄に乗るのを何よりも楽しみにしていた。しかし、運悪く地下鉄はストライキを決行中。
諦めきれないザジは、ガブリエル叔父さん(フィリッ
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アイ・フィール・プリティ! 人生最高のハプニング(2018年製作の映画)

4.5

このお話、最初から最後まで、レネーの周りの人達は何も変わっていないのよね。
全て、レネーの心次第で人生は嬉しくも楽しくも悲しくもなる。
外見がどうあれ、結局は自分の心がどう動くかで未来が決まる!という
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太陽の墓場(1960年製作の映画)

3.3

不快極まりない花子たちの生活を、冷房の効いた快適なお部屋で観た。

日々、心の中で「知るかボケ」とか「クソ」とか言って過ごしている。
しかしこの作品に映るクソな人達、クソな家、クソな生活を観ていたら、
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あの夏、いちばん静かな海。(1991年製作の映画)

4.0

まず、タイトルが秀逸。
タイトルを呟くと、美しい詩を読み終えた気分になる。

あと詳しくは言わないが、物語の閉じられかたがとても感動的。

茂とガールフレンド。
サーフショップ店長の笑顔。
職場の先輩
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ローズマリーの赤ちゃん(1968年製作の映画)

3.5

とにかく、ミア・ファローがかわいい。

髪型がかわいい。
ファッションがかわいい。
ぱっちりまつ毛&お目目がかわいい。

悪魔崇拝だの、旦那がクソだの色々あったが、自分にとっては、いろんなファッション
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アバウト・タイム 愛おしい時間について(2013年製作の映画)

3.5

the cureの「Friday I'm In Love」がかかったとき、胸熱だったなぁ。

登場人物がみーんなチャーミング。
それだけで幸せな気分で観れた。
ティムとメアリー(初登場シーン可愛すぎ!
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殺しの烙印(1967年製作の映画)

3.5

五郎たちをランク付けしている組織の詳細がはっきり描かれず、 1回観ただけではあまりわからなかった作品。
ただ、真理アンヌの美しさが、モノクロの陰影でより際立ってうっとりした。
彼女の場面すべて、静止画
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チ・ン・ピ・ラ(1984年製作の映画)

3.5

「スーパーライト」
呆気にとられたラストシーンを観ながらそんな言葉が思い浮かんだ。

柴田恭兵の軽いフインキをまとった声、笑い皺、色気…カッコイイ。
ジョニー大倉も悪くなかったけれど、なんか柴田恭兵の
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キング・オブ・コメディ(1983年製作の映画)

4.0

もう、
ルパート・パプキン
ルパート・パプキン
ルパート・パプキン
言い過ぎ。

ルパート・パプキン扮するデ・ニーロさんは、初登場シーンからもうヤベー奴の臭いがプンプンしていてワクワクした。

多分ず
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われに撃つ用意あり READY TO SHOOT(1990年製作の映画)

3.4

昔の新宿の街並ファンとしては、バブル期の新宿が観れただけで大満足。
1990年は筆者は幼稚園児で、祖父母に新宿へ連れて行ってもらっていたはずだが、30年前はもうあんなに古臭いのか。
スナックに漂う、酒
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ミッドナイト・ラン(1988年製作の映画)

4.5

デ・ニーロさん好きだから、ただデ・ニーロさんが観られただけでも満足。

護送劇がひたすら面白く、いっぱい笑った。
コテコテじゃない、全体的に軽さのあるアクションコメディだった。
ジャックの別れた奥さん
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レイジング・ブル(1980年製作の映画)

3.5

観終わったあと、ひどく疲れた。
もしかしたら、男性のほうがわかることの多い作品なのかもしれないが、「自分に自信が持てない男の悲劇」そう感じた。

ブチギレするのも、異常なまでの嫉妬深さも、自分に自信が
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ミーン・ストリート(1973年製作の映画)

4.0

あの「タクシードライバー」のトラヴィスとスポーツだった2人が、その3年前の今作品ではなんだかとてもかわいらしく見えて微笑ましかった。

側から見れば、なんであの2人仲良いんだろと思われたり思ったりする
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ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)

5.0

選択肢は2つ。
必死に生きるか、必死に死ぬか。

俺は生きるよ。

必死に死ぬことに気持ちが傾きかけていたが、今、この映画を観て本当によかった。
泣きたいことが起こっても、涙も流せなかったが、涙を流す
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カッコーの巣の上で(1975年製作の映画)

4.5

「知るかボケ」と心の中で悪態つくことが多い。
この映画のラストシーンはまさに「知るかボケ」を感動的に伝えていて、感動的なあまり困惑した。

カードゲームやワールドシリーズ、クルーズ船での釣りやクリスマ
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十九歳の地図(1979年製作の映画)

3.6

どういう具合に生きていけばいいかわからないとき。
自分だと、それは仕事が遅番のとき。
鬱屈した気持ちがガスタンクの見た目のように膨らんでいる。

そんな個人的なことを思い出したりして少し心が休まった作
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ゴッドファーザー(1972年製作の映画)

4.0

初見がシネマコンサートになるとは。
以前から観てみたいとは思っていたので、観るきっかけとしてはこの上なく素敵になった。

字幕が小さく、自分の座席からだととても見辛かったのが少々残念ではあった。
しか
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スプリング・ブレイカーズ(2012年製作の映画)

3.5

美容院で読んだ映画特集の別冊POPEYE(E.Tが表紙)でこの映画を紹介してるページがあった。

公開当時、めちゃくちゃ観たかったのにR15+のレイティングにビビって観れず、バルト9でパンフレットだけ
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21世紀の女の子(2018年製作の映画)

3.0

エンドロールで流れていた“ローハッピーエンドロール〜、少女のまーまでー死ぬ〜”ってフレーズが耳に残っている。

多分、今の自分が見ても好きになれない映画だろうと思った。
結局好きにも嫌いにもなれず観た
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