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岬の兄妹のsatoのレビュー・感想・評価

岬の兄妹(2018年製作の映画)
3.7
障害を持って生きることは確かに辛いことかもしれないけど、この映画はただただ”可哀想”だけで終わらせないような執念が感じられた気がする。
兄が自閉症の妹にやらせてることは端から見たら下劣な事だけど、よく考えてみるとふたりが生きていくための方法が殆ど残されてない現状が悲しい。何より、自分が想像できる障害者の苦しみは氷山の一角でしかないんだと痛感させられた。
そんなふたりが辿った末路がああなるのも、あまりにも救いがなさ過ぎると思う。
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