岬の兄妹のfukoのネタバレレビュー・内容・結末

足の悪い兄と、自閉症の妹との日々を描いた映画。生きていく為に、身体を売る妹と罪悪感を覚えつつも売春を続けさせる兄を見て、ずっと胸が痛かった。プリン、花火が好きな子どもっぽい妹と、売春という行為とのギャップ。現実を分かっていなさそうで、理解しているんだろうなという描写もところどころあってしんどかった。ラストはきっと客からなんだろうと思うと、人間の簡単には変われないんだなと虚しい気持ちになった。必死に生きていくふたり、どうか幸せでいて欲しいと思う。