Niylah

おかえり、ブルゴーニュへのNiylahのレビュー・感想・評価

おかえり、ブルゴーニュへ(2017年製作の映画)
3.7
仏ブルゴーニュ地方。葡萄農家/ワイン生産者の三兄妹の物語。

ワインのうんちく語りやお決まりのようなテイスティングがあまり好きではなく内心ではバカみたいって思ってたけど意識が変わった。丁寧に造られたワインやその生産者に対する敬意なんだって。

ワイン造りって壮大なロマンや夢がある。人生で何百本という数のワインを飲んでいると思うけど、たまに目が覚めるようなビックリするぐらい美味しいワインに出会うことがある。そういう美味しいワインとの出会いって都会のオシャレなレストランではなくて旅行先でたまたまランチに入ったお店だったりするんだよね、いつも。多種多様なワインボトルやラベルを眺めて、どんな味なのかな?どれを飲もうかな?って考えるだけで幸せな気持ちになれる。

ブルゴーニュ地方の美しい自然の風景に癒される。三兄妹たちの抱えてる苦悩がもっと重く苦しいものかと思ったら全然そんなことなくて拍子抜けした。でも、まぁとりあえず気難しいことなんて考えないでとにかく一緒にキリッと冷えた白ワインでも飲もうよ?って、長野県産のナイアガラワインに凍らせたパイナップルとブルーベリーを入れて炭酸水で割って、この世で一番美味しい飲み物だって感動できる単純な私でほんとによかった、そして今日もワインがこんなに美味しく感じる幸せな1日だったって感謝しよう、そんな気持ちになる映画だった。
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