おかえり、ブルゴーニュへの作品情報・感想・評価・動画配信

「おかえり、ブルゴーニュへ」に投稿された感想・評価

冒頭ブルゴーニュの美しい四季の変化が映し出される。毎朝変化する景色とは裏腹に、変わり映えのしない退屈な毎日。

ワイン農家の仕事に嫌気がさして、家を飛び出したまま音信不通だった長男が、父の危篤の知らせに、10年ぶりに故郷に帰ってきた。

それぞれに問題や悩みを抱える兄妹たちが、父の死後ワイン作りを通じて、再び家族との関係を取り戻す。

揺れ動く兄妹たちとの人間模様を、ワインの名産地ブルゴーニュの美しい四季の風景と共に映し出した良作。

画面に映し出されるワインが実に美味しそう(^^)。

取り立ててドラマチックな話があるわけではないので、少し長く感じる。

公開時に映画館で見た時は、ストーリーよりも美しい映像が印象に残った。

自宅で見るのなら、ワインを飲みながら気軽に見るのがお薦め。
odyss

odyssの感想・評価

4.0
【ワイン造りも大変だ】

フランスのブルゴーニュ地方を舞台にしたワイン造りの映画なんですが、同様の趣向の作品は2年前にもありました。
邦題が『ブルゴーニュで会いましょう』。
で、こちらの映画は『おかえり、ブルゴーニュへ』。
いずれも邦題で「ブルゴーニュ」を勝手に入れているだけで、原題は全然別ですから映画自体の責任ではないんですけど、なんだか紛らわしいですよね。

さて、映画としての出来映えで言うと、断然こちら。つまり『おかえり、ブルゴーニュへ』の圧勝。

ブドウの栽培法、摘む時期、醸造のやり方についてかなり詳しく描写しているところが第一に優れているし、第二に家族物語としてもよくできている。

父の残したブドウ畑とワイン醸造所をどうするかで、三人のきょうだいが悩むというのが筋書の骨格。
かつて父に反発して放浪の旅に出て久しぶりに帰国した長男(嫁さんと幼い息子がオーストラリアにいる)、父亡きあと番頭のような立場の使用人と一緒に必死でワイン醸造をやっている長女、近くの裕福なワイン醸造家の一人娘と結婚して相手の実家にも色々と気兼ねが必要な次男。この三人のそれぞれの人生や表情が巧みに描き出されているのです。

特に長女役のアナ・ジラルドがチャーミング。嫁さんにしたい(笑)。私の好きな中江有里さんにちょっと似ているかな。
Ryoma

Ryomaの感想・評価

4.4
フランス南東部🇫🇷ブルゴーニュ地方。葡萄畑🍇で彩られる雄大な自然美、そのゆったりと流れる時間の中で一歩踏み出し前に進んでいこうとする兄弟の姿が丁寧に描かれていた。みている側も前向きにさせてくれる爽やかな終わり方も好印象な作品だった◎
ワイン🍷に関してあまり知識はなく頻繁には飲まないけれど、美味しそうに飲んでいる彼らの姿をみていると少し興味も湧いてきたし、本場(ワイン世界生産三代国はフランス🇫🇷・スペイン🇪🇸・イタリア🇮🇹らしい)の、のびのびとした環境で育ったワインも飲んでみたいなあと思えた🙋‍♂️


後悔を残して出ていった故郷や、わだかまり・確執を残した父との関係、それらと向き合い、過去を受け入れた上で訣別し、前に進んでいこうとする長男の姿。そして、各々がそれぞれの環境下で抱える悩みや兄弟における立ち位置での苦悩を乗り越えて、自分たちの道を歩んでいこうとする兄弟の姿に、兄弟を持つ身としてよりいっそう沁みるものがあった。また、兄弟・姉妹という身近な存在だからこそ、心配をかけたくないがために、素直になれず本音をいえないこともしばしばあり、歪みあうこともあるけれど、その根底にはいつでもお互いを思う心があるんだと再確認させてくれた物語であった。



📝memo
フランス🇫🇷
ボルドー、ブルゴーニュ、シャンパーニュは3大ワイン産地であり、その地方ならではの地形、土壌、気候、葡萄の品種、醸造方法があるため、つくられるワインにも地方色が色濃く現れている。
えり子

えり子の感想・評価

4.0
ワイン作りは大変だ。苦労するけど、美味しいワインができた時の達成感は何物にも代えがたい。
川柳に「兄妹がみんな揃った幸不幸」があるけど、父の病気、死をきっかけに、兄妹が集まりワインを作る。
収穫祭の様子楽しいね。ブルゴーニュ地方、今ヨーロッパは熱波で農作物が枯れたりしているという。大丈夫だろうか。
私はワインが飲めません。アルコールがダメなのです。
飲めたらどんなにいいかと思った。
Niylah

Niylahの感想・評価

3.7
仏ブルゴーニュ地方。葡萄農家/ワイン生産者の三兄妹の物語。

ワインのうんちく語りやお決まりのようなテイスティングがあまり好きではなく内心ではバカみたいって思ってたけど意識が変わった。丁寧に造られたワインやその生産者に対する敬意なんだって。

ワイン造りって壮大なロマンや夢がある。人生で何百本という数のワインを飲んでいると思うけど、たまに目が覚めるようなビックリするぐらい美味しいワインに出会うことがある。そういう美味しいワインとの出会いって都会のオシャレなレストランではなくて旅行先でたまたまランチに入ったお店だったりするんだよね、いつも。多種多様なワインボトルやラベルを眺めて、どんな味なのかな?どれを飲もうかな?って考えるだけで幸せな気持ちになれる。

ブルゴーニュ地方の美しい自然の風景に癒される。三兄妹たちの抱えてる苦悩がもっと重く苦しいものかと思ったら全然そんなことなくて拍子抜けした。でも、まぁとりあえず気難しいことなんて考えないでとにかく一緒にキリッと冷えた白ワインでも飲もうよ?って、長野県産のナイアガラワインに凍らせたパイナップルとブルーベリーを入れて炭酸水で割って、この世で一番美味しい飲み物だって感動できる単純な私でほんとによかった、そして今日もワインがこんなに美味しく感じる幸せな1日だったって感謝しよう、そんな気持ちになる映画だった。
ryodan

ryodanの感想・評価

5.0
今の自分にとって申し分のない作品。去年の秋から始めたワインの勉強。面白いし奥が深い。そしてこの上ないロマンを感じる。作り手の情熱や自然が織りなす偶然、それに輪をかけて熟成と言う時間が加わる。途方もない労力と情熱があの液体には注がれている。ただ単に文字で追っているだけでも、その片鱗は感じる。まぁ、いかんせんアカデミックなやり方では心が折れるよね。そこでヴィジュアルでも研鑽を深めようとワインに関する作品をチョイス。要は気分転換な訳。いやー、ブルゴーニュの風景は美しいですね。定点カメラで四季の移ろいとか見せてくれて。こういう気候なんだな~とか、視覚的に情報が入ってくるのでインプットしやすい。一年間のワイン造りもかなり勉強になりました。三兄弟の物語も楽しかった。語り口も独特で。Tシャツの色の落ち具合とかたまらないね。どこで見つけて来るんだ?(笑)季節労働者との関りとか収穫祭とか、何から何まで新鮮で。ブルゴーニュという土地の事情とかね。よくここまで醸造家の全てを網羅したなと脱帽でした。もう今作は買います!
ジョゼ

ジョゼの感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます

大好きなブルゴーニュのワイン飲みながら鑑賞。
どうせ勉強するなら楽しみながらしたいと思って見始めたけど、ヒューマンドラマとしても面白いし、勉強したばかりの知識が散りばめられててとてつもなくワクワクした!
美しく自然体で、繊細で愛おしい。
まさにブルゴーニュワインのような映画だった。
セドリッククラピッシュは大体観ていて好きな監督なんだけどブルゴーニュの家族経営のドメーヌの話ということで観てみました
父が入院して5年家族と連絡を経ち久しぶりに故郷へと戻ってきた長男ジャン。妹ジュリエットはワイン畑を継いで、弟ジェレミーは義父に苦労していたが…ワインの造り手には知識が必要。香りと色を幼い頃に父から教わった三兄妹。相続は三位一体、相続税の支払いは多額で頭を抱えた。純粋にワインが好きな事は三兄妹共通していた。ブドウを収穫した後の収穫祭楽しそう。選択を迫られた時のジュリエットがとても頼りがいがあった。長年のわだかまりがとれた旅立つ兄ジャンの後ろ姿が格好良かった。ワインが舞台の作品は当たりが多い気がする🍷他にも観たいなぁ。
※いつもいいね頂ける方いつもありがとうございます。今年も宜しくお願いします。
ワインを作るのも畑を受け継ぐのも大変で情熱的なことだと理解した。のどかでしみじみするロードムービー風。
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