あぺ

太陽は光り輝くのあぺのレビュー・感想・評価

太陽は光り輝く(1953年製作の映画)
4.8
スピルバーグの人物配置には違和感というか嫌悪感を感じることがあるけど、ジョンフォードとハワードホークスは人の配置で感動させに来るから、やっぱアメリカ最高峰なんだと思った。あの葬列の人の配置と歩き方に泣かされた人も多いだろう。
プリーストがトボトボ部屋の奥へ奥へ歩いて行き、謎に照明が落ちる流れが美しい。誰が消したんだよという違和感は全くなく、これこそが映画が生み出す最高の嘘なんだと思う。


人の視線の動きで物語が動き、目が太陽のように光り輝く。だけどやっぱりジョンフォードの最高傑作は「戦争と母性」かなあ。
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