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馬上の二人のeigajikouのレビュー・感想・評価

馬上の二人(1961年製作の映画)
3.7
BSプレミアムシネマの録画

ハスミンの『ジョン・フォード論』を読む意欲も気力もない人間なのでフォード作品の見方が全然分かっていないと思うけど見るだけでも勉強になるかもしれないという甘い考えで見た💦

ジェームズ・スチュアートが飲んだくれで守銭奴のヤサグレ保安官、リチャード・ウィドマークが紳士的な良い軍人の男、というタイプキャストを外している。
でもジェームズ・ステュアート当時53歳はシャーリー・ジョーンズ(1934年3月31日〜) リチャード・ウィドマーク当時47歳はリンダ・クリスタル(1934年2月23日 - 2020年6月27日)という当時27歳の女性と結ばれる。
時代的な制約があっても今も続いているこの年齢差は見ていて気になってしまった。
ネイティブの扱いが酷いのは仕方ないとしても白人側のネイティブに誘拐された人への差別意識を描いているのは興味深かった。誘拐されコマンチ族に育てられていた少年を白人達が不当なリンチで殺すのを即物的な描写で描いたシーンには刮目した。ただリンダ・クリスタルをあからさまに差別するのは白人の中年女性達なのがこれも時代の制約なのか?と思ったが、でもまあ現代的にも櫻井よしことか杉田水脈とかのネトウヨ御用達連中が連想されたのでなんとも言えないな😓
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