こうとはっきりした言葉になりにくいが、それでも何か余韻の残る作品だった。どこに比重を置いてみればよいのか、鑑賞中は分かりづらい。終わって振り返るに善悪のつかない世界観をフォードらしい軽快な時にコミカ…
>>続きを読むそう甘くない現実を軽々と見せつけられているかのような、、、衝撃的な心抉られるシーンも、スピード感ある演出で流され、それでも尚、希望ある未来はあるわけで、そしてそれは逃げても良いのである。幸せはそこに…
>>続きを読む中国残留孤児とか北朝鮮拉致とか思わせる不変の内容。
分断とか偏見とか深く感じさせるストーリー。
そもそも戦闘シーンなしか?
オルゴールを自分のもの、と分かり出自が明らかになった直後の
絞首刑。ラスト…
この邦題でこの二人だからブロマンスものと思いきや、社会派ドラマの趣きでびっくり。先住民にさらわれた人達を連れ戻したのに幸せが訪れない。嫌でも北朝鮮拉致問題が頭をよぎる。オルゴールの伏線回収も途中で読…
>>続きを読む物凄く嫌な話でしっかり落ち込む。『バファロー大隊』もこちらも最後は取ってつけたような白々しいハッピーエンドで、胸がざわつくような違和感を植えつけられる。西部劇というジャンルが終わりに近づきつつある時…
>>続きを読む帰るべき場所を奪われた人間たちの末路が恐怖。スチュアートのブチギレでスカッとさせたかと思えば、怒涛の勢いで私刑シーンまで。そしてラストは新天地を目指しほのかな希望を抱かせる。感情が忙しい終盤。
土埃…
重いテーマ。
撃ち合いのない静かな西部劇。
何年も前にコマンチ族に拉致された家族を取り戻して欲しいという内容。
「ゴメスの女房が出産した」
「そらめでたい」
「ゴメスが墓に入って1年経つんだぜ」
…
あれほど強そうな戦闘部隊のリーダーを見せられたら「軍隊が先住民(コマンチ族)に交渉するも一筋縄では行かず、武力行使で攫われた白人を取り戻す」っていう勧善懲悪な単純構成で十分そうだが。息子が首吊りに処…
>>続きを読む数あるジョン・フォード作品の中でも異色中の異色作である。なにせ、派手な撃ち合いも、コマ落としで馬の走るスピードを速くみせるチェイスシーンも、みんなハッピーのハリウッド・エンディングも全て排除している…
>>続きを読むリチャード・ウィドマークの信用ある男ぶりが良かった。
ジェームズ・スチュワートとの掛け合いなど楽しいが、重いテーマもある。物心つかないときに誘拐されたら、果たして元の場所、生活に戻れるのか、戻すのが…