peplum

この世界の(さらにいくつもの)片隅にのpeplumのレビュー・感想・評価

4.3
「生活があって人生のない一生ほどわびしいものは無い」って遠藤周作の言葉があって、今より若い頃それって真実だよなと思っていた。だけどこの映画を見てる間生活だって、いや生活こそが尊いんじゃないかと思ってみていた。
リンさん周りの描写が増えててここにこういう風に差し込むのかと驚かされたし、無印を見た時に??だった部分が原作を読んで補完され更にこの映画で美しく描かれていてよかった。 最初からこの尺だったらこんなに成功してなかったと思うし制作陣の判断と追加制作は最大の功績だと思う。
花見のシーンで周作とリンさん挨拶するけどあの空気感で正解なんか?わしにはわからん。
でもすずさんと周作、すずさんと径子さん、すずさんとリンさんなどどの関係性も熱いものがあった。
韓国の旗が掲げられるところセリフ変わったよね?と思って調べたけど無印からこれだった。原作とごっちゃになっていた。
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