パンケーキとペンギン

この世界の(さらにいくつもの)片隅にのパンケーキとペンギンのレビュー・感想・評価

4.0
前作よりもリンとの三角関係がしっかり描かれていたので、戦争を描いた作品ではあるものの恋愛映画っぽさが増していた。
個人的には、ところどころ謎があって想像の余地が残されていた前作のほうが好みだったけど、今作は前作の種明かしという感じがしてこれはこれでよかった。

戦時中という特殊な環境下で、登場人物たちが一筋縄ではいかない考えを持ってるところが面白い。例えば「死んで秘密が消えるのは贅沢なこと」というセリフなんかはよく理解できなくて映画を見終わったあともずっと頭の中に残ってる。観終わった後の余韻がすごい映画。