40分の追加シーンにより、めちゃくちゃ大人でビターな物語の輪郭が浮かび上がるようになっている。
リンさんという、物語の上で欠かすことのできない重要なキャラクターの存在感とその描写がほんとにすごい。というか、この片において、無駄なシーンなんて一切ない。全てのシーンで涙ぐむような、緻密な設計と情緒がある。
それを引き出すすずさんの声、のんの演技はほんとにやばい。なんなのこの人。のんさんは、思わず人を純な心に駆り立てるようだ。
全てが素晴らしかったです。僕はこういう映画をずっと求めていた。だから心からお礼もこめて満点を。
世界に平和を。