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この世界の(さらにいくつもの)片隅にのmkのレビュー・感想・評価

3.9
正直、作画は好みではないが、このほのぼのとした作風と戦時中であることの乖離が、残酷さやグロさを掻き立てていて、より心に突き刺さる。

そして、男性中心に描かれる戦争映画が殆どである中で、本作は戦時中の日常や家庭に焦点を当てているだけあって、女性が中心。
戦争で男性たちが戦っている間、女性たちはどう過ごしてきたか。戦争映画においてスポットライトがあたってこなかったことについて、丁寧に描いている。本当に知らないことばかり。台所事情はもちろん、生理事情までも扱っていた。
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