うめ

この世界の(さらにいくつもの)片隅にのうめのレビュー・感想・評価

4.3
前作より破格にいい。いや、前作もかなり良かったが、本作はさらに印象深く登場人物を描き、彼らが発する言葉のひとつひとつが際立っている。
リンと水原の虚しさ、生き残った人たちの静かな葛藤、性的な場面。
どれも鮮やかな印象を残す。
それでいて前作同様に軽やかさを失わない。
音楽のタイミングもかなり計算されている。
これは単なるディレクターズカット版ではない。
名作の誕生である。
うめ

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