S510

インパクト・クラッシュのS510のネタバレレビュー・内容・結末

インパクト・クラッシュ(2017年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

日本のアマプラで観られることに感謝しつつ、The Ghazi Attack鑑賞。冒頭の海軍の白制服姿のラーナーさんの破壊力がすんごい。めちゃくちゃかっこよかった。ラーナーさんの出演作は他にバーフバリしか観ていないのだけど、現代の軍人役が似合いすぎる。
普段よく観る洋画の雰囲気に近く、こういうインド映画もあるんだな、という印象が残った。愛国精神が強いのはどの映画でも同じだなと感じた一方、踊らないんだ、と思ったのはインド映画への偏見だなと反省。ラーナーさん自身はダンスをしない俳優さんなのだろうか、という点は本編に関係なく気にはなった。

史実を元にした話は個人的には好きなのだけれど、主人公補正が強すぎる感は否めなかった。艦長を降格させない海軍の上の人間が一番悪いと思うんだけども、艦長も魚雷を先に撃たなかったら敵に気付かれず機雷を設置されなかった訳で、自分が掘った墓穴に自ら埋まりに行った感が凄かった。
アルジュンさんの軍人としての誇りはかっこよくて好きだったが、艦長から簡単に影響を受けすぎだとは思った。後は訓練ならOKとか、副艦長を通り越した命令系統とか、それは有りなのだろうか、と色々疑問に感じるところは多かった。

インドは核を保持してイランと睨み合っているイメージが強かったのだけども、多分自分の盛大な勘違いだった。パキスタンとの関係が相当に複雑なのだなと今更思い知ったが印パ戦争について何も知識がないので、近代史も含めてもっとインドのことを勉強しようと思った。英国も苛つく訳だ、の台詞は笑えないけど笑ってしまった。
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