きーとん

mid90s ミッドナインティーズのきーとんのレビュー・感想・評価

5.0
目一杯背伸びして悪くなろう、かっこよくなろうとするスティーヴィー。
孤独の時にずっといてくれたファックシットがおかしくなっていくのを歯がゆく思うレイ。
黙っているけど、ずっとみんなを見て最高の映像を見せてくれた。フォースグレード。
スティーヴィーを迎え入れて、自分の世界を教えてくれたルーベン。

みんな、スティーヴィーを面白がり、からかうけど、面倒見は良かったり、スティーヴィーが度胸を見せたとき、褒めて認めたりと悪いやつなりにスティーヴィーを包むところが良かった。

背伸びしたスティーヴィーが悪い世界に飛び込んで、その世界に戸惑いながらも生活する所が良かった。

昔公園に1人で行って年上が遊んでいて少し怖かったけどなんかかっこ良かったあの思い出、友達が年上と仲良くしてる所をみて少し嫉妬した思い出、色々ノスタルジーな気持ちになった。

無茶するスティーヴィーを心配する親心もわかる。1人で遊びに行って無事に家に帰ってくるのは、結構紙一重みたいなところがあるなと思った。

道路の真ん中をスケートで走るシーンの距離感に成長と打ち解け度を感じた。

映像も音楽もおしゃれでかっこ良かった。

何か新しいことをするには、スティーヴィーくらい目一杯背伸びして、勇敢に行こうと思える。
きーとん

きーとん