家族からすると当然危なっかしい、子供が背伸びをして少し大人になろうとする過程。
誰にでもあるし取り返しのつかない事にならない限り必要な事だと思う。
とは言ってもスティービーの年齢と体格では少し刺激的すぎる経験の数々。スカーフェイスもビックリのFワードSワードの連発で予想通りアメリカ人の家内から音量を小さくしろと怒られた。
しかし主役の子を含めみんな演技が半端なく自然でうまい。ドキュメンタリーのよう。
画面比率と粒状感のあるフィルムライクな映像、そして出てくるグッズのこだわりようはまさに90年代でジョナヒルが監督で話題にならなければ本当に当時の映画のよう。もう少し明るい展開だがスケボー映画の佳作ロード・オブ・ドッグタウンを思い出す。
膨大な予算のブロックバスター映画が絶対辿り着けない、あるジャンルの到達点。