このレビューはネタバレを含みます
読後感があって結構好きなタイプの映画だった
少年たちの危うげで剥き出しの若さ
グループ内のヒエラルキーとか、些細なことで変わっていく関係性とか、自分を取り巻く変えようがない環境に対しての苛立ちとか、将来への漠然とした希望と絶望とか、10代を経験した人なら誰もが感じ取ることができる話
それにしてもレイができた人間過ぎて……
人格者の人って10代の頃から人格者なんだろうなぁ
ファックシットは私の考察だと、家はお金持ちだし勉強もやればできるって感じの不良かな
スティーヴィー役のサニー・スリッチの目の色がブルーグレーですごく綺麗
サニー・スリッチは今17歳らしく、レイとかファックシットと同じくらいの年齢になってるのか〜と勝手に感慨深くなった
お母さんのヘアブラシを太ももに擦り付けるシーン、最初理解できなくて？？？って思ってたんだけど、スティーヴィーは多分自傷行為の癖があるんだな
お母さん役がファンタビに出てる女優さんで、そのイメージから優しい母親って感じなのかな？と思ってたら、これもまたちょっと違う
おそらくお兄ちゃんとスティーヴィーのお父さんは別で、だからこそお兄ちゃんはスティーヴィーのことを上手く受け入れられなくていじめてしまうのかな
スティーヴィーが産まれてからお母さんが変わったっていうのも、自分を育ててるときはまともな母親じゃなかったのに、スティーヴィーに対してはまともであろうとすることが許せなかったのかも
