このレビューはネタバレを含みます
これは名作と言っていいでしょう。
見たいと思ってから数年経ってだいぶ温めてからの視聴。
子供の頃の気持ちを思い出させてくれる素晴らしい映画だった。自分も弟であるからスティービーのように兄弟のカルチャーを受けに受けまくったのでこっそり部屋に入ってCD漁ったりした記憶が蘇り、わかるわかる!と気分が高揚した。音楽やファッション、スケボーやゲームなどまさに90年代生まれの僕に突き刺さった。
冒頭のカルチャーとの出会いから、中盤は友達や社会を知って大人になっていく(なってない)スティービーを描くパートへ。子供の頃は自分が若すぎるコンプレックスと歳上の大人びた(大人びていない)姿に憧れる気持ちを、とても上手く表現できていた。酒タバコ女。ティーンの思うワルがすべて詰まっていた。
クライマックスでは悪ぶったスティービーが最後には痛い目に遭うことに。でも今までずっとフィルミングしてたフォースグレードが編集した動画で終幕。この動画もまた最高に良い。
決して輝いていない生活なのに若さ故のあの輝きが映像美として強烈に印象に残ったので文句なし星5です。