RITO

mid90s ミッドナインティーズのRITOのレビュー・感想・評価

4.8
刹那的に生きる若者の喜怒哀楽を丁寧に切り取り、時代を映した名曲と共に詰めこんだ最高の1時間半(もっと見たい!)。
生活や社会への絶望。薄くて細い未来への希望。
大人になるために、一人前と認められるために、背伸びをしたまま闇雲に走り(滑り)続けるあの感じ。
まさにゴールデンエイジヒップホップにのめり込み、自分が生きた青春時代と同じ頃。己のデタラメさとクロスオーバーするストーリーが色んな意味で味わい深かった。
デタラメの代償は大きいが、デタラメこそ若者の特権。
RITO

RITO