乳酸菌

mid90s ミッドナインティーズの乳酸菌のレビュー・感想・評価

2.8
世間では高評価なこの作品。しかし自分にはイマイチ響かなかったこの悲しさ、みんなとズレているのかなあ💧

なんとなく、若い頃の自分自身と重ねる所があり、主人公にシンパシーを感じました、子供の頃ちょっと可愛い顔してたから、年長者に可愛がられる所とか。それってちょっと得していたなあとか。

13歳なりに精一杯の背伸びをして「オレだって気持ちはみんなと一緒だぞ!」って認められたいが為に無茶して、表向き(強張っっているけど)笑顔、気持ちは半泣きになりながら無謀なことして、で、実際危ない目に遭うんだけど、周囲は笑ってたりして、当事者はもう涙目だけど「これで少しは承認欲求満たされた!」って感じたりして。

まあ、何処の閉塞したコミュニティの雰囲気は日本と変わらないなあと、ヤンキーの汚い言葉使いとか、正直引くし、日本だと、車とパチンコと酒の無限ループみたいな、あっちじゃスケボーってカッコいいけど、やってる事、内面的なことは同義っぼくあり。

でも、そんな奴等でも、情には篤い、主人公が入院したら放って置けない、マジで俺ら心配しているぜ!って所は何かただの悪ガキじゃ無い何処か芯は生真面目な所は憎めない。

そんな空気感は何処か郷愁を感じる所あるけど、実際90年代カルチャーに染まっていた世代とかあるある的な共感する所はあるだろうけど、個人的には、うわあ!この感覚、懐かしいや!とはならず、エンドロールになって、はあ、これで終わりですかそうですか、になっちゃう世間一般の評価との乖離がちょっと悲しかったです。
乳酸菌

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