ハシオ

mid90s ミッドナインティーズのハシオのレビュー・感想・評価

4.0
すっかり痩せて演技派俳優になったジョナ・ヒルが、初監督・脚本を手がけた青春映画。
自身が少年時代を過ごした1990年代のロサンゼルスを舞台に、13歳の少年の成長を描いている作品です。
『ブックスマート』のオリヴィア・ワイルドしかり、役者で素晴らしい映画も作れるって凄い才能だなと思います。

そして本作ですが、かなり良かった…。
この作品は監督であるジョナ・ヒルの経験を基に作られていると思われますが、子どもの時に感じた兄弟の嫌な面やふとした優しさ(最後のオレンジジュース良かったな~)。
また、ちょっと年上の兄ちゃんたちへの憧れ、女の子、時にウザったく感じる親。
誰しにもある“ノスタルジー”を描いている気がします。
ロスに行ったことも90年代に青春を謳歌もしてないけれど何だか懐かしい気持ちになりましたね。

そして、何といっても主要キャラクターたち全員がクール&10代のあどけなさがまだ残ってて可愛いという絶妙な塩梅。
警備員に叱られるシーンのあの5人の構図…!
The青春映画っていう感じで超好きだったな~!
「絆」とか言わないけど、あれこそが仲間って感じ。
ラストも超サイコーでした◎

スケボーとかやったことないけど、無性にやりたくなりますね(笑)
ハシオ

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