ゴッチ

mid90s ミッドナインティーズのゴッチのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

今まで鑑賞したA24作品の中でもトップ級にツボ押されまくりでした。
あの年頃の些細なことでグループ内立場が変わったり、すれ違ってしまう過程を上手く描いてるなぁと感じました。
まぁ正直このポスターを見た時にはビビっときてましたよ、えぇ。
客層も普段と少し異なり(カップル、ストリートファッションの人、スーツの人etc)新鮮でした。
序盤スティーヴィーが兄から理不尽にボコられようが部屋へこっそり侵入し必死にメモをとって誕生日CDをプレゼントするとてもいい子だっただけに、幼いながらパーティーで色々な初体験を済ませたり、その後母親を口汚く罵倒するようになる場面は観てて辛かったです。
ルーカスヘッジズの演技の上手さもあり、理由の有無に関係なく一方的な暴力を正当化してはいけないとより思いました。
病院の待合室で母親が寝ている彼らを見つめるシーンは多くを語らないからこその味わい深さがありよかったです。
ラストこれまで回してきたビデオを流すことでウィットになりすぎずかつメイキング映像的でもあって終わり方含め刺さる映画でした。
ゴッチ

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