煤

劇場版 Fate/Grand Order -神聖円卓領域キャメロット- Paladin; Agateramの煤のネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

欲目でいい。☆5です。

旅の終わり、その物語、私も、マスター(原作ゲームマスターは私の分霊)も、藤丸も、そして獅子王も見届けました。

弊デアにはレベル100スキルマのベディがいる。
ただの人間がなぜ弊デアにいるのか、そこまで描ききれるかは気にしていたので「キャメロット」で幕が閉じたのは切なかったけれど、1500年旅をしていたベディの物語は、この映画に語られきったのだから、ある意味続きは無くて正解。

前編の物悲しさ、ベディ視点のほの暗く起伏がなくささくれていて、今にも崩折れてしまいそうな痛々しさ、そういったものを流星一条に導かれ全部背負って押されて前へ進むベディはただただ忠義の騎士であった。

ベディとガウェインはお互いを妬んで、そしてお互いにその姿を崇高なものとして認めていた(と私は解釈している)本当の忠節の騎士はガウェインであり、ベディである、しかし選んだ道が違う故、考え方すら元からミリも合わないが故、自分にないものを求め、そして自分も正義であろうとした、だが相容れない道を歩くこの対比……もう目から湖(?)(?)
この2人のことは思えば思うほど語彙無くば語れない繊細さがある。
念押しのようにベディの過去を視た山の翁のシーンと、特にガレスのシーンなど入れてくるなんて………思いもよらないじゃないですか………。もうここで私の涙腺は死んだんですよ。

トリスタンについて
優しすぎたが故に、映画の中で一番残酷に映ったかもしれないトリスタン。
原作ゲームでもギフトの意味に気付くまで手こずらされたトリスタン。
どこまでも優しく、友を思い、最期を迎えたその姿をギフトを通して思い返すとまた目頭が熱くなってしまう。ポロロン
トリスタンから離れるときのベディのぎゅっと握られた拳でまたわたしは、、わたしは、、、、

ランスとマシュ(ギャラハッド)の親子喧嘩は今回唯一の癒やし「おとうさん♡」かわいすぎて昇天。
フォウさんも頑張ったね!!(このフォウさんだしね!)

ハサンたち、他円卓、書きたいこといっぱいあるのであとで感想付け足すかも。
個人的に原作終盤の三蔵ちゃんと藤太のシーンが激アツで無いのは寂しかったけど代わりに三蔵ちゃんの宝具(なんですか第3宝具なのか!?マテはどこだ!)がつよすぎて全部吹き飛んだ。

吹き飛んだと言えばオジマンディアス、気持ちいい最高に気持ちいい王だった。
どうビーム撃つのか気になってたらもうシュメール人は泡吹いて倒れちゃうような術式かなんか使ってんすかあれ?ちょっとロマン解説して!!もっと原作では語りかけてくれてたでしょ!!ロマン!、!!ねえ、教えてよロマン……。

閑話休題
金ピカすぎて某王様に取られないか心配したピラミッドくんのティンティリは気持ちのいいスパークだった。某王と気が合うわけだ(天地驚愕の同盟)

頭ぐちゃぐちゃで思い出せたのがこんだけしかねえ。頭痛くなるくらい泣いたからまた思い出したら追加します。
とにかくベディ!俺(マスター)はこれからも貴方を頼りにしてる。
だいすきだよ、ベディ。
煤