B級かと思いきや、全編とても丹念に作られた作品。
序盤から中盤は戦争モノとしてリアリティを伴った恐怖をきちんと描きつつ、終盤にかけては一気にクリーチャー系ホラーへと舵を切る上手さ。予定調和という見方も出来るけど、ここでこうなるんちゃうかーという観客の期待にあらゆる局面で応えてくれる安心感。ゴア描写も、やり過ぎず、でもひぇーとはなる適度なレベル感。
キャラクターもひとりひとりきちんと立っていて物語がうまく転がる。伍長さんがカート・ラッセルの実の息子ワイアット・ラッセルだったり、カメラ係がエージェントシールドのフィッツ役のイアン・デ・カーステッカーだったり、役者陣の好演も光る。
満足。