マロンミルク

ナイチンゲールのマロンミルクのレビュー・感想・評価

ナイチンゲール(2019年製作の映画)
4.2
タスマニア アボリジニ 人種差別
などの歴史は詳しくないのですが
魂 感情 凄く揺さぶられる衝撃作
でした。なんとなくメル・ギブソン監督の『アポカリプト』
という作品を思いだしました。

レイチェル・ワイズ風の美人さんクレアが夫の目の前で強姦されたうえに
夫 メチャクチャ可愛い赤ちゃんを
将校達に殺されてからの復讐劇。
(このシーンは言葉を失います。白人で偉い立場にいたら何でもしてもよい時代なのか?その中で生きていくなんて‥平和ボケの私には理解出来ない!)

タスマニアの大自然の中を原住民で黒人のボーイことビリーを案内役にして復讐をしに‥
テーマ 内容がスーパーヘビー級であるのですが、クレアとビリーの白人と黒人の全く違う立場をうまく利用した
逃走や、二人で食事を摂るための
盗み等が、優しい人柄が出ている二人なので、過酷なサバイバルやけど、どことなく微笑ましかったです。
また馬も可愛いかった😃
(クレアがヒルにびびってたところも乙女でチャーミング👌でした(^ω^))

クレアは復讐を果たしたのか?
これで良かったのか?などの正解は
私にはわからないので、その辺は
皆様のレビューで咀嚼しますf(^_^;
(何故今撃たない❗何故?
のところも何度もありましたが)

クレアがビリーの手を握りそっと寄り添うシーン
黒人のビリーも食事の際に同じテーブルにつかせた老紳士。ジーンときました。
クレアのお乳が張るシーンは私は
悲しさと怒りが込み上げてきました。

ラストの海岸で見る太陽が昇るシーン
所々でクレアが美声で唄うシーン
歌 踊り 言語 自然 食べ物
は、各国々違いがあれど大事なもの
これらと大切に寄り添い
文化 思想 慈しみがあり
現代があるんだなあと壮大な感情になりました。
マロンミルク

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